KOFGユーザー、現実を見ませんか?
タイトルなので主語を大きく言いましたが、もちろんKOFGの一部のユーザーの話です。
前回の「現実を見てくれ」と呼びかけたのも一部のユーザーに対してです。
さて。
サ終から二月がたったわけだが。
2021年3月末に「 THE KING OF FIGHTERS for GIRLS 」というソシャゲがサービス終了した。
それから早二月近くが過ぎ、返金申込期間が終わろうとしています。
粛々と返金手続きをした人あらば、思い出だからと敢えて返金手続きをしない人ありとユーザー様々です。
そんな中、一つの呼びかけが行われています。
「返金期間終了が近づいている今こそ、運営様に私達の想いを伝えよう!
そしてKOFGの復活(orオフライン化or家庭用ゲーム機への移植)を!
あとSSSの円盤化(サブスク配信)の実現を!」
大好きなゲームの復活とか移植とか、音楽の配信とかCD化とか、希望する気持ちはよくわかります。オタクというのはそういうものです。
だがしかし、無理だってばさ。
無理な理由については前回の記事でさんざん書いたので上げませんが無理なんですってば。
ちなみに、「ドリフェス!」という3年前にサ終したゲームのCD化が決まったことから「KOFGも!」と色めき立っている人たちがいますが、「ドリフェス!」は
・オリジナル作品である
・ソシャゲはサ終したが2021年現在もwebラジオとかグッズ展開とかが続いている「生きている」コンテンツである
わけで、ソシャゲ終了と同時にすべてのプロジェクトも同時に終わったKOFGとは全く、全然、これっぽっちも状況に同じところもありません。
調べれば秒でわかることをなんで調べないんでしょうか。
KOFGのユーザーは成人が多いようですが、スマホなりPCなりで復活したとかCDが出たとかいうゲームをどうしていつも調べずに、結果だけ見てKOFGも!KOFGも!って簡単に言うんでしょうか。
ちょっとは考えませんか?
メッセージだけで何が変わるというのか
好きなゲームが終わった、復活とかどうにかしてほしい。
その場合の行動として運営にメッセージを送るというのはまあ一つの手ではあります。
ただ、前回も書きましたが売り上げ少ないからサ終したゲームの復活がメッセージ送るだけで出来るはずがあるだろうか。いや、ない。
個人的には売り上げが少なかったのは運営がゲームの内容、広報その他諸々すべてにおいて下手を打ったからであって、ユーザーに責任を問うのは好きではありません。
ユーザーに金を出す気にさせられなかった運営が全面的に悪い。
ただそれでも敢えて言います。
金出さなかったユーザーが、メッセージをいくら送ったって運営に響くはずがない。
KOFGが大好きなんです、キャラが、シナリオが良かったんです。
そんな言葉を連ねれば連ねるほど「じゃあなんでお金を出さなかったの?」「どうしてサ終宣言より前にもっとユーザーがアピールしなかったの?」という気持ちに運営はなりませんかね?
例えば他のソシャゲでは
今はメジャーソシャゲの一つになっている作品に「メ○ド○2」ってのがあります。
これは良作だけど最初ユーザー数が少なかったため、ユーザーが必死にアピールしてユーザー数を増やすことに貢献していました。
また別のソシャゲ「ラス○オ○ジン」では、運営が提示したDL数だったかの達成がなかなか成されないためDL数で実装が決まるキャラが実装されない状況にしびれを切らしたプロのライターの虚○玄氏(ラ○オリではライター参加していない)が二次創作をTwitterに投稿することでアピールしました。(このキャラはその甲斐あって目標達成されて実装されました)
また「金○の○ルダ」のソシャゲも事前登録数で過去作の人気キャラが実装されるかどうかが決まるためユーザー達が必死にアピールして達成していました(これは人質商法と運営が叩かれたりもしてますが……
ユーザー達は自分の好きな作品のため、出来ることを全力で頑張っているのです。
全てが実を結ぶことはないかもしれませんが、上記の話は幸いにも成功しました。
さて、KOFGユーザーはどうだったでしょうか?
KOFGユーザーは動かないし動けない
前回記事に書いた通り、KOFGは2020年2月以降は売り上げが右肩下がりでした(サービス提供期間の8割以上、売り上げが悪かったわけです)。
一周年記念辺りではもう完全に危機的状況です(一周年で社やクリス実装でちょっと持ち直しましたが改善にはほど遠く)。
運営も危機感を覚えていたのでしょう、ハッシュタグを用意してユーザーにアピールをしてもらうように促しました。
そう。
運営からユーザーに動いてとお願いしているのです。
公式がユーザーに動いてとお願いすんなよ、自分らでもっと上手く広報やれよという当然のツッコミもありますが。
KOFGユーザー、自分達からは動かないんですよ……
ガチャの内容や頻度、イベント報酬の状況から売り上げがヤバくなっていってることを察したユーザーは私の体感ですが結構いたようです。
しかし、KOFGユーザーは動かない。
ユーザーサイドから自主的に特に何もすること無く2021年3月を迎えサ終が発表され、KOFGは終焉を迎えました。
KOFGユーザーが騒ぎはじめたのはそれからです。
やめてやめないでSSSはせめて続けてと声を上げます。
声を上げるだけ。
お気持ちメッセージをせっせと送るだけ。
いやそれで何が変わるんでしょう。
オタク界隈でよく回ってくる話に
反応が何もないので筆を折った(ジャンル替えをした)ら、その後に「やめられて残念です、大好きでした」とメッセージが来た。
なんでやめる前に言わなかったの?
声は上げなきゃ届かないのに。
みたいなのがありますね。
ソシャゲに対しても同じではないでしょうか。
この場合、声≒課金でもありますが。
サ終発表前に応援の声、ユーザーの外へのアピール、十分な課金をしていなかった人たちが終わってからメッセージだけ送ったところでもう遅いんです。
好きなんですをいくら送ったところでお金がなくて終わったものを動かす力にはなりません。
このユーザー(達)はお金を出さない。
そのデータがしっかり蓄積されているのです。
復活したところで売れるという保証は皆無であることを、誰よりも運営は、数値データという根拠の元に知っているのです。
この数値データを覆せるデータはユーザーからは出せません。無理です。
KOFGユーザーは動かないといいましたが、動きようがないというのも事実です。
署名サイトなどで署名を集めるという手段をちらほら聞きますが、その署名がお金に繋がるという保証はないんです。
仮に(まず無理でしょうが)署名が1万集まったとして、その1万人がどれくらいの課金をしてくれるでしょうか。
お友だち署名もあるでしょうから、そもそも1万人分のユーザーになるかどうかの保証すらないのです。
ユーザーに出来ることは何も、何もないのです。
二つだけ出来ること
それでも出来ることが二つだけあります。
1、速やかにKOFG運営にメッセージを送るのをやめる。
まずはこれです。
復活嘆願は無意味です。
移植だろうとオフライン化だろうと無意味です。
サ終処理をし、返金手続きをする人たちの邪魔になるのでメッセージを送るのはやめましょう。
サービス期間中にろくに力になれなかった人たちの大好きですアピールは鬱陶しいだけです。
2、ファン活動を続ける
運営にはメッセージを送らずとも、ファンとして二次創作なり作品の思い出語りなどを全力ですればいいのです。
何年でもやり続ければいいのです。
KOFGという自分達の大好きな作品があったことを語り続ければいい。
SNK作品の乙女ゲーが好きな人たちがいることが忘れ去られなければいつか、また別のSNK作品の乙女ゲーが出るかもしれません。
KOFGは現実的な話、無理だと思いますが。
これだけは絶対にするなよKOFGユーザー
さてさて。
もうじきKOFGの返金受付期間が終わります。
受付が終わると、もしかしたらKOFG運営がユーザーに窓口を閉ざすかもしれません。
その場合……ユーザーの方々は次の復活嘆願先としてSNKに直談判だけは絶対に選ばないでください。
SNKにKOFGの復活嘆願をする的外れで迷惑な行為だけは絶対に、絶対にしないでください。
SNKはライセンス契約をしただけでKOFGとはそれ以上の関係はありません。
SNKは自作をKOFG準拠にする気は全くありませんしKOFGナイズされたキャラには興味もありません。
KOFG15の声優陣やキャラデザインを見れば明らかですね。KOFGからの逆輸入は一切ありません。一部のキャラがKOFGっぽいとKOFGユーザーが騒いでいましたが14からのデザイン踏襲なだけでKOFGの影響は皆無です。
女性キャラと男性キャラの絡み、関係もなんの変更もありません。
オロチチームの復活もKOF14で既に明示されており、こちらもKOFGの影響では全くありません。ネスツの残党に無理矢理生き返らされたオロチ四天王なんていません。
SNKはKOFGにはノータッチであり、なんの責任も自社の版権部分以外の権利もありません。
なのでSNKにKOFGの復活嘆願をするのは筋違いであり、むしろ迷惑行為であり、KOF本家シリーズに対する侮辱行為です。
KOF本家声優以外の声優でSNK直々にKOF関連作を作れとか、普通は言えません。
なので、絶対に、絶対にSNKにKOFG復活嘆願というみっともない行為はしないでください。